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夏越の祓で穢れ(ケガレ)を取り、良い下半期をお迎えしよう! | 花花しあわせブログ

夏越の祓で穢れ(ケガレ)を取り、良い下半期をお迎えしよう!

日本の暦

夏越の祓(なごしのはらえ)というものが、神社で行われています。行かれたことはありますか?

一年の半分が終わるときに、今までの心と身体の罪ケガレを祓い、下半期を健康で良い年にするために、神社で参拝を行います。

この記事を書いているのが、夏越の祓時期でもありまして、新たな下半期をスタートするのに、神社に出向くのは、ご先祖をまつるのと同じように、自分の心と身体を見直して、下半期の志を宣言するとことは、人生のデトックスとも言えると思います。

こころの思いが留まってしまうと、滞り重くなります。重い雲がかかるような状態です。そこに空気の対流が流れると雲は雨になり変化していきます。そして晴れの日もくるでしょう。

こころの状態も、高気圧のように、軽やかに下半期進めるように、今年の流れを良いものとするため、6月の夏越の祓を行うと良いと思います。

今回は夏越の祓について解説させていただきます。

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夏越の祓で穢れ(ケガレ)を取り除く。

6月30日は夏越の祓(なごしのはらえ)の日です。半年間の罪穢れを祓うご神事です。

神社では、笹竹で大きな輪が置かれています。(そのとなりに、必ず参拝方法も記載されています。)

参拝者は、

①一礼をして、「蘇民将来子孫なり。」(そみんしょうらいしそんなり)と言いながら茅の輪をくぐり左まわりに一回転して元の場所に戻ります。

②また、一礼をして、「蘇民将来子孫なり。」(そみんしょうらいしそんなり)と言いながら茅の輪をくぐり右まわりに一回転して元の場所に戻ります。

③一礼をして、「蘇民将来子孫なり。」(そみんしょうらいしそんなり)と言いながら茅の輪をくぐり右まわりに一回転して元の場所に戻ります。

そして、「疫病退散」など祈願します。

 

日本の風土として、無病息災を祈る茅の輪くぐりですが、暑い夏を乗り越えていく大切な節目として6月の夏越の祓と年末の大祓があります。

「一年の丁度半分に、無事に過ごせたことえの感謝、もし何か不調和が起きても、この夏越の祓いで新しいスタートをきることができる。」

この考えは、過去に縛られない素晴らしい日本人の生きる智慧だと感じます。

穢れ(ケガレ)を祓い清める。

注)穢れ(ケガレ)気が枯れること。(と、日本の風土について教えてくださった先生から教わりました。)気を巡らせていない状態なのかなと思います。具合が悪いとかはケが枯渇した状態。

 

夏は疲れが出やすく、食べ物も腐りやすい時期。ケガレになりやすい。身体の熱気を取りながら、抗菌素材の笹や竹を使用するのは、昔からの風土として知られています。

笹や竹には、殺菌、抗菌、腐らないようにする作用があります。→笹団子。おにぎりも笹の葉で包む。笹巻きずし。などなど。

民間伝承ではありますが、現代において、笹や竹の殺菌作用は証明されています。

その昔、茅の輪は小さく作り首にも下げたそうです。

 

また、穢れ(ケガレ)が気が枯れるというとろで、気の使いかたを消耗するようなことも、祓(はらい)でリセットできるのではないでしょうか?思い悩むことや、消耗する気遣いは、本来の気の巡りとは違う流れのように思います。

気配りは、気が循環して巡るけど、変な気を遣いかたは、消耗して気がかれていくような状態ではないでしょうか?

しかし、その過去を神様に投げ出して、禊祓ってもらう。(みそぎはらう)そうすると、今度は生けとし命の良き繋がりがあるように、神様に祈願します。

日本の神様と自然を敬うこころとともに、ケが枯れないよう心願する良い節目が夏越の祓の日です。

 

先日、わたしは東京都杉並区大宮八幡宮に夏越の祓にお参りして来ました。東京のおへそと言われる神社です。

神社に出向くことと、やはり神聖な場所で茅の輪くぐりをすると、普段の思いなど忘れてリセットされたように感じます。

神社は、今までの健康や五穀豊穣を賜ることに感謝を述べて、これからの志とともに、健康や願望成就の宣言を神様の前でお伝えします。

【大宮八幡宮】写真は大宮八幡宮で撮らせていただきました。

井の頭線、西永福駅から徒歩8分ほど。

駐車場もありました。

大変由緒ある神社で、参拝と神社内でいろいろ見学して、わたしは45分ほどかかりました。

10時~17時まで。

夏越の祓以外も、良きお参りができる神社だと思います。

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夏越の祓といえば、蘇民将来(そみんしょうらい)。

「蘇民将来の子孫なり。」と唱えて、「無病息災」「疫病退散」の祈願をします。
その言葉には、日本の神様、「スサノオノミコト」が出てきます。

そこには、どのような意味合いが含まれているのでしょうか?

今までの習った知識からお伝えいたします。

昔、武塔(むとう)の神(スサノオノミコトと同一と言われています。)が、備後国(今の広島県あたり)に立ち寄ります。日暮れになり、泊まる家を探します。

「将来(そみんしょうらい)」という2人の兄弟がいました。弟、巨旦将来(こたんしょうらい)豊かに暮らしているにもかかわらず、武塔(むとう)の神が宿を頼みますが、それを断ります。

その後、武塔(むとう)の神は、兄、蘇民将来(そみんしょうらい)の貧しい家を訪ねます。兄は貧しいながらも、武塔(むとう)の神に宿を貸し手厚くもてなします。

武塔(むとう)の神は、旅路の帰還の際、兄の蘇民将来の宿に寄り、その家族全員の腰に茅の輪を付けさせます。

その後、疫病が蔓延しますが、茅の輪を付けた、兄の蘇民将来の家族だけが生き残ります。

武塔(むとう)の神は、

「吾は、スサノオノミコトなり。後の世に疫病あれば、汝、蘇民将来の子孫といいて、茅の輪を腰に着けたる人は逃れらむ。」

と言われました。

茅の輪をくぐり夏越の祓をする人は、蘇民将来の子孫として、疫病から守られ、子孫繁栄するという言い伝えがあります。

最後に。

一年の半分が無事に過ごせたことの感謝とともに、茅の輪くぐりをして残りの下半期を健康に過ごせるよう祈願する夏越の祓についてを解説しました。

神社によって、夏越の祓のご神事の時期が異なりますので、事前に確認されることをおすすめします。

ご近所の神社で夏越の祓を見かけた際は、茅の輪と蘇民将来にあやかり、参拝されてみてはいかがでしょうか。

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