心地よく健康で過ごすには清潔にすることも大切なこと。
ですが、除菌をしすぎると逆効果のようです。
除菌しすぎると良い菌も減ってしまい、逆に身体の免疫力が下がるというお話を微生物に詳しい、ある先生から聞きました。
それについて調べたところ、常在菌という私たちと共存している菌の働きが鍵となっているようです。
常在菌とはどんな菌なのでしょう?常在菌を知って常在菌と良い関係でいれる秘訣と、免疫力が下がらない除菌の適切な方法を今回は紹介いたします。
常在菌を味方にするには?
常在菌は、健康のときは身体に存在する菌もバランスよく存在して無害です。害を及ぼす菌を抑制してくれたりします。
ところが、身体の免疫力が下がると、今まで助けてくれていた菌が急変し身体に悪さをする菌に変わってしまいます。
常在菌を良い状態で保てば、外部からの菌から守るバリア菌となってくれます。
常在菌は、肌のph(ペーハー)といって、酸性、中性、アルカリ性の状態を表す数値ですが、このphの度合いによって、常在菌の性質も変わってしまいます。
肌表面は、弱酸性が良いとされています。
石鹸のコマーシャルも、肌荒れを気にする人に弱酸性を宣伝してるのは、肌のph(ペーハー)を良い状態を保つからなんですね。
身体の免疫力が高いと、肌も張りツヤがあります。免疫力が低いときは、肌もガサガサで荒れやすかったり、炎症を起こしやすいようです。
私自身、15年以上前は、かなり不摂生をしていて、睡眠時間もあまりとらず、飲酒、喫煙、仕事、趣味と活動していた次期がありました。そのころは、しょっちゅう風邪をひいていましたし、とにかく身体が重く朝なかなか起きれないような不健康な日々を送っていました。
ある時1か月間、発熱、ヘルペス、水疱瘡にかかるという悲惨な状況になり、生活習慣を悔い改めました。どのようにして改めたかは長くなるので省略しますが、上記を見るだけでも身体の免疫が下がる生活習慣だとわかる内容です。この発熱の時期、身体内部の菌は外部のウイルスと必死に戦いがんばっていたと思います。
上記、わたしの過去の話で伝えたいことは、
肌の良い状態は、⇒健康的な生活習慣からつくられる、ということ。
肌の良い状態、弱酸性がくずれると、⇒菌が潜入しやすくなります。
健康な生活習慣という土台は免疫力を高めるのに大切なポイントです。
そして、間違った除菌法は、肌の弱酸性の状態と常在菌の状態を脅かすこともあり免疫力を下げる要因になる可能性がありますので、次の目次で見ていきましょう。
免疫力が下がらない除菌の方法。
除菌液で多く知られている、アルコール除菌、次亜塩酸ナトリウム。これらは、赤ちゃん、妊婦さん、小さいお子さんやペットと、ご一緒に生活されているのでしたら、注意して使用しなければなりません。上記の除菌液は、体内に入ると危険なものなので、適切な用途での使用をおすすめします。もしくは、100パーセント天然素材の除菌液の使用が安心です。
(注)これからお伝えすることは、″アルコール除菌と次亜塩素酸ナトリウムは悪いので使わないで″という話ではありません。それぞれの適切な使用をおすすめします。以下はその用途の注意点です。
アルコール除菌液は、火の近くでは発火の恐れがあるのと、目に入ると失明の恐れがあり、赤ちゃんやペットのいるお部屋では注意が必要です。アルコール除菌は揮発するので散布は控えたいところです。
次亜塩素酸ナトリウムは肌を溶かす作用があるので濃度に注意が必要です。ドアノブなどの消毒に使用はよいですが、薄めたとしても、赤ちゃんのお尻ふきや、ペットの身体を拭き取るための使用はしないほうが良いでしょう。
私自身は仕事でお子様を連れていらっしゃるかた、妊婦さんの来店があるので、安心して過ごしていただけるように、さまざまな除菌液をさがしました。その中で、100パーセント自然素材の除菌液を使用しています。
そして、これらの除菌液は直接皮膚につけてしまうと、肌の常在菌も除菌してしまうことになるので、バリア菌が減ってしまいます。除菌をすれば健康でいられるという思い込みは見直して、適切な方法を選ぶようにしましょう。
皮膚への強い洗浄、除菌は、皮膚を守る皮脂膜と常在菌を取ってしまう作用があります。外部の菌から守る常在菌を残せる肌に優しい除菌液を選んだほうが良いでしょう。
安心して使える除菌、抗菌液についてを今記事で書いています。記事ができ次第こちらにリンクを紹介させていただきます。2020年6月現在、以下をアップしました。
”自然素材だけの除菌液”
天然の酵素を使う除菌液は、菌を自然分解する働きをもっています。身体に負担がないものです。赤ちゃんやペットとともに暮らす方におすすめです。使用しても、変な刺激や肌も荒れることもなく、消臭や除菌がしっかりで行えます。
わたしは、このような除菌液で手の消毒や、掃除、部屋の空間を除菌しています。掃除後も菌が自然分解しているせいか、部屋が心地よくエネルギーに満ちた空間になった気がします。
”免疫力を下げない除菌法″は、洗いすぎない、除菌しすぎない、が大切です。肌を守る皮脂膜と常在菌の状態を大切に。
まとめ。
いかがでしたか?
外部の身体をむしばむ菌から守る菌、常在菌について触れてみました。普段、目に見えませんが、わたし達の肌が弱酸性の健康な肌状態でいると、常在菌も良い働きをしてくれることが見えてきました。良い肌状態を保つには、健康な生活習慣と、常在菌に優しい除菌法を行うとことが大切です。
常在菌と仲良くなり、身体の免疫力を下げずに上げるポイント2つ。
①良い健康習慣と、手のひらなど身体は、過度に除菌しすぎないことも大切。
②正しい除菌法を知り、行うことが大切。常在菌にとって良い環境がつくられます。結果、身体の免疫力を上げることにつながります。
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