先日、久しぶりに美術館に行ってきました。(2020年9月時点)
ピーター・ドイグ展。
久しぶりに見応えのある作品展。
瞬間を捉えた作品達は、いのちを謳歌しているかのよう。
のびのびと重ねた様に感じる色彩と、呼吸をしているかのようなシーンが納められた作品は、
時間や空間を忘れ、作品中の情景と共にあるような錯覚を起こします。
油絵の手法などは知りませんが、大胆で繊細な色彩の置き方に見惚れてしまいました。
大変ありがたい事に、フラッシュをたかなければ、展示物の写真を撮ることが可能です。
今回の写真は、全て観覧の際に撮らせていただいたもの。
日本で初めてのピーター・ドイグ展は、10月11日まで。(終了しました。)
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ピーター・ドイグ展のチケット。
今回は友人が事前に購入してくれたので、スムーズに入館できました。
チケットは事前の日時指定での購入が必要です。
同時開催されている「MOMATコレクション」小企画「北脇昇・一粒の種に宇宙を視る」も観覧が可能。
観覧料/一般¥1700(当日)¥1500(団体)
大学生/¥1100(当日)¥900(団体)
高校生/¥600(当日)¥400(団体)全て消費税込み。
会場では、当日券も販売。手数料が¥110かかります。(税込み)
東京国立近代美館の所在地、開館日時について。
【開館日時】火曜日~日曜日(月曜日休館)10:00~17:00(金曜日、土曜日は20:00まで)
【住所】〒102-8322 /東京都千代田区北の丸公園3-1
【アクセス】最寄り駅/東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口より徒歩3分。
【美術館ホームページ】https://www.momat.go.jp
【駐車場】なし。
【美術館お問い合わせ先】03-5777-8600
ピーター・ドイグさんはどんな人?
スコットランド出身。
1962年、ご家族とトリニダード島へ。1966年には家族とカナダに移住。
(作品でも、トリニダード島や、カナダの景色が鮮やかに描かれています。)
1979年に、アートを学ぶため、ロンドンに移住。チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインにて修士号を取得。
1994年ターナー賞にノミネートされています。
私はあまり情報を気にせず作品を観覧するタイプなので、以下の作品様式の意味は良く把握していませんが、Wikipediaの情報では、以下の様な様式の作品だそうです。
マジックリアリズム(魔術的リアリズムとは、日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現方法。)
フィギュラティウ”アート(明らかに現実の対象を源として引き出された描写的、具象的作品。)
(ピーター・ドイグさん生い立ち、作品様式の情報は、Wikipediaより。)
最後に。追記、素晴らしいので2回観覧・感想付き。
観覧後、4階にある休憩所で、皇居を眺めて心地よい時間を過ごすことができました。
期間があと僅かですが、実物を視る機会があればかなりお勧めのピーター・ドイグの作品展。共鳴する何かがあるかもしれません。
[追記]
久しぶりの感動に、2回目の観覧に行きました。
改めて、凄い。
直線と円。白と黒。
具体的な背景に亡霊のような人物が描かれていたり、
世界の共鳴を感じる大物の作品達でした。
作品の展示も良く考えられている。
内面的なシーンから、生を謳歌するような、トリニダードの気配を感じる作風へ。
更に、現実か幻想か、目にみえていないものを、観るような作品に。
映画のポスターの作品もユニークで愛を感じる。
ピーター・ドイグの創作される年代とともに変わる作風に、自分が、この世界の物語に溶けていく。
瞬間と永遠を味わえる作品展です。
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