一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
縁起が良いとされている日です。
日本のカレンダーや、旧暦のカレンダーに記載されていたりします。
縁起の良い日は、根拠があまりわからなくても、気持ちがあがる不思議な作用がありますね。
運気が上がる良い日と、その過ごしかたを皆さんにも知っていただき、暦を楽しんでいただきたいと思います。
さて、一粒万倍日は、どのように縁起が良い日なのでしょうか?
一粒万倍日は縁起が良いとされていますが、実は注意点もあります。この後にそちらもご紹介いたします。
一粒万倍日の由来に関しては、明確な事がわかりません。わかる範囲でお伝えしてまいります。
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)が気になるかた。
- 一粒万倍日をしりたいかた。
- 一粒万倍日で運気をあげたいかた。
以上にあてはまると思うかたにお読みいただけたら幸いです。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)はどんな日?
一粒万倍日。⇒今日はじめたことが、良くも悪くも万倍になる日とされています。
基本は、事始めによい。投資も良しとされる。
しかしながら、借金や、よこしまな事をすると、それが万倍となって返ってくるという日。
どこから、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)という言葉がきたのかは、あまり知られていませんが、現在も、宝くじ売り場でよくみかけたりしますので、わたし達の暦にしっかりと根差しています。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は、
良いことも、悪いことも、万倍になる日。
良いご縁を意識して過ごす日です。
更に、日本の選日といって、十干、十二支の組み合わせで、吉凶を導いたもの。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)もそのひとつです。
◎十干、十二支(じっかん、じゅうにし)について知りたいかたは、十干、十二支の組み合わせにリンクを貼りましたので、良ければご覧ください。
選日(せんじつ)について。
【選日(せんじつ)について】
十干、十二支の吉凶の日を表したものを、選日(せんじつ)といいます。
その選日のひとつに、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)があります。
一粒のもみが、稲穂のように、万倍にも増える日とされてきました。事はじめに良い日。開店、商売、種まき、お金を払うのは吉。逆に、不義理や借金は苦労の種が増えるとされています。
選日(せんじつ)は、ご先祖さま達が、どのような生活様式で暮らし、健康で、幸せに生きる昔からの知恵のかたちです。
それらを知り上手に使っていきたいですね。
2020年下半期、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)。
一粒万倍日の日は、十二支(じゅうにし)の日で運行しています。毎月、十二支の動物の日を一粒万倍の日と定めています。月ごとに、運行がかわります。
今回は、十二支の意味を簡単に添えました。
一粒万倍の日の十二支にあてはめると、月ごとの作用がみえてきます。
例えば、①【十二支の意味】の十二支を、②【2020年】5月で、みてみましょう。
5月25日、(5月は、卯、辰の日が一粒万倍の日)
卯(う)の意味をみる。
辰(たつ)の意味をみる。 ⇒5月の一粒万倍日は、卯(う)、安全、飛躍。辰(たつ)、権力。
例⇒ 5月の一粒万倍日の作用は、良い縁(えん)となる行動を行えば、社会的な飛躍をする。
というようなストーリーになります。
これは、ご自身で十二支の意味合いを観て、感じた感覚でよいので、下記の表を参考にして、
一粒万倍日の作用として、良い縁(えん)を受け取ることができるよう、結びつけてみてください。
- 一粒万倍日の十二支は、( )内の赤アンダーラインの日となります。
①【十二支の意味】
子(ね)、子孫繁栄。
丑(うし)、粘り強さ、誠実。
寅(とら)、才能、決断。
卯(う)、安全、飛躍。
辰(たつ)、権力。
巳(み)、生命、再生、永遠。
午(うま)、豊かさ、健康。
未(ひつじ)、家族、安泰。
申(さる)、知恵、賢さ。
酉(とり)、商売繁盛、熟成。
戌(いぬ)、忠実。
亥(い)、無病息災。前進する。
②【2020年】ひと月のはじまりと終わりは、旧暦の節目で区切っています。
[5月]12日、13日、24日、25日、(卯、辰の日が一粒万倍の日)本日5月の分記載しました。例題にあてはめていますので、参考にしてみてください。
[6月]7日、8日、19日、20日、[7月]1日、2日、(巳、午の日が一粒万倍の日)
[7月]1日、2日、14日、17日、26日、29日、(午、酉の日が一粒万倍の日)
[8月]8日、13日、20日、25日、[9月]1日、6日 (子、未の日が一粒万倍の日)
[9月]9日、14日、21日、26日、[10月]3日、(卯、申の日が一粒万倍の日)
[10月]3日、9日、18日、21日、30日、[11月]2日 (午,酉の日が一粒万倍日)
[11月]14日、15日、26日、27日、 (酉、戌の日が一粒万倍日)
[12月]10日、11日、22日、23日 [1月]3日、4日 (亥、子の日が一粒万倍日)
十二支に周期の巡り方が、どのような規則性でめぐるのか、書籍などではもれませんでしたが、
十二支の円の盤に照らし合わせてみると面白いことが分かりました。やはり、太陽の運行にもとずいて表されているように思いました。
もともと、わかりやすいイメージで、使う庶民にもわかるために作られた十二支(じゅうにし)なので、十二支の十二支の動物の意味合いと、十二支の盤の配置で、太陽の運行に合う行動を指し示しているのではないでしょうか?
暦をつくった君子は、幸せに生きる知恵を、一粒万倍の日を通じて国民に伝えたかったのではないかと思い提示してみました。
まとめ。
一粒万倍日についていかがでしたか?
小さいことも、この日は万倍になって返ってきます。
何か行動してみましょう。
「全ては縁(えん)で繋がって生きているのですよ。」
と、一粒万倍日の日をつくった仙人のような方が、教えてくれたように思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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